こんにちは。夢の宮へようこそ。

管理人のEki-MAJOです。

 

 

色彩の法則で、知っておくと、使えるのが『反対色』です。

カラーコーディネイトや趣味(絵や写真をされる方の場合)に、役に立ちます。

 

色彩について-「補色」よりすごい「反対色」--ノラの絵画の時間

 

正反対の色味なんですが、何故か相性が良く、お互いを引き立てる組み合わせです。(補色とは別の考え方)

 


その代表的な組み合わせが青と黄色。

 

青と黄色の反対色を使った名画がこちらになります。

 

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フェルメール『真珠の耳飾りの少女』 (マウリッツハイス美術館蔵)

 

少女の黒い瞳が印象的ですが、黒い背景に青と黄色のターバンが映えて、だからこそ少女の愛らしい顔に視線が集中してしまう。

 

青とベージュの組合わせだったら、多分、名画になっていないでしょう。

フェルメールは、この青と黄色の組合わせを、ことのほか愛していたようです。

 

 

今秋、フェルメール展が開催されます!多分、管理人も行きます。

 

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フェルメール『牛乳を注ぐ女』 (アムステルダム美術館蔵)

 

この絵↑が来るんですよ、楽しみだなぁ。

 

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フェルメール『絵画芸術の寓意』 (ウィーン美術史美術館蔵)

 

この絵↑は来ないようです、残念。

 

 

フェルメールの使った青色は、ラピスラズリを砕いて作った「ウルトラマリン」と呼ばれるブルーです。

(ラピスラズリはアフガニスタン原産なので、もの凄く高価だった。ウルトラマリン=海を越える青という意味)

 

 

 

赤と緑も良い組み合わせです。

 

その組み合わせを活かした名画がこちら。↓

 

 

菱川師宣『見返り美人図』 (東京国立博物館蔵)

 

 

赤い振袖と緑地の帯。この組み合わせは、ひと昔前の着物雑誌の振袖の定番の組み合わせでした。

 

理由は、反対色でしっくりくるからだったんですね。

 

緑色の帯が、見返り美人の柳腰を引き立ています。

 

 

他にも、『色彩の魔術師』と呼ばれた画家のマティスが、この組み合わせを愛しました。

 

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マティス『赤い部屋(赤のハーモニー)』 (エルミタージュ美術館蔵)

 

 

 

たぶん聞かれると思うんで(笑)、マゼンタ(赤紫)の反対色は緑色(黄緑~濃い緑)になります。

 

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こちらの写真でキャサリン妃は、ディープグリーンのセットアップをお召しです。

反対色で上手く、エリザベス女王を引き立てるんですね。

 

(生意気と評判のワルいキャサリン妃ですが、さすがにエリザベス女王には敬意を表して、立てているということですね)

 

キャサリン妃もマゼンタをお召しになれば、この艶やかさ。 (*^。^*)ホー

 

コートはマルベリーだそうです、可愛い

 

 

比べると、日本のロイヤルファミリーは、悲しいな~。何だか貧乏くさ…、アワワ、ゲフンゲフン

 

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プリンセスキコ バラ

 

こんなにお似合いなのに…(あの婆(`×´)

 

 

 

緑色系の反対が赤~赤紫という事は、自然の中で映える色という事になります。

 

アウトドア衣料や用品に案外、マゼンタが多く使われているのは、緑色の反対色で目立つから、という実用的な理由もあるかもしれません。

 

万が一、山中で・・・なんてことになったら、マゼンタのウエアを振り回すと見つけてもらえる確率が高まる?

(そういう事態にならないよう、事前の準備は、万全にしてお出かけ下さい)

 

 

 

 

あと、反対色を知っておくと役に立つのが和服を着る時ですね。そろそろ浴衣の季節です。

 

時々、青~藍色の浴衣に黄色の帯を合わせた女性を見かけますが、色彩の法則からいうと、これはテッパンの組み合わせと言えます。

 

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浴衣も帯も、ご自分に似合う色味を知っておくと便利です。(イエローベース肌orブルーベース肌)

 

浴衣は暑い季節に着るものなので、少しでも涼し気に見せるのが人から褒められるコツです。

男性にはブルー系は受けがイマイチかもしれませんが、オシャレな女性には褒められるかも。

男性ウケが良いのは、やはりピンク系の浴衣でしょうか。グリーン系の帯でも合わせて)

 

 

 

色の法則をうまく活かして、素敵な夏の思い出を作って下さい。

 

 

 

 

 

 

悪しきものを祓いたまいて、常に正しきことを行わしたまえ

 

 

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

皆さまがお幸せでありますように。